K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

オーシャンビュー(笑)

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空港到着から二時間を経て無事にマラッカ行きのバスに乗ることが出来ました。
バスは革テイストの独立したシートが三列並んでいました。そこそこ快適だと思います。
リクライニングが壊れていなければ。
私にあてがわれた7Cの席はなんかリクライニングが壊れていて中途半端な角度で停まっていました。主にそれ以上起こすことが出来ませんでした。
そう眠くもなかったのですが、中途半端にリクライニングしっぱなしなので、初めてやってきた国の初めて乗ったバスの中でよく眠れました。
バスの設備は問題ない感じでしたが、乗客のマナーはまずまずと言ったところなのか、そして客を入れ替えるときに特に掃除などもしないようで、車内はそこそこゴミとか落ちていて清潔ピカピカとはいきませんでした。私のシートと壁の隙間には空になったペットボトルが挟まっていました。あとG様を見かけた気がするのですが移動中の密閉空間でG様と言うのはあまりに怖過ぎるので気のせいだと言うことにしました。

道程の大半は高速道路でした。車もバスもたくさん走っていました。
行き先がシンガポールとなったバスを見たときには、まるっと無駄なフライトでシンガポールからクアラルンプールにやってきた私としてはとても複雑な気持ちになれました。
道は海が見えるでもなく、乾いた道路と、路肩は芝とか剥き出しの土の土手、土手が低くなっても見えるのはヤシ畑一択となかなかの退屈な景色。その上、座席がリクライニングしっぱなしとあってはもう寝るしかない感じです。
寝たり起きたりを繰り返していたら、高速道路が終わって、しばらく田舎っぽい道を走り徐々に家や車が増えてきました。やたらと赤や青の旗やポスターがあるのが気になりましたが、後にそれは選挙のポスターなどだと言うことが発覚。
それからしばらく走って、バスターミナルであるマラッカ・セントラルに到着しました。でもまだここも郊外って感じ。近くに中規模くらいのこぎれいなショッピングセンターとかもありました。

周りに駐車場なんかもあって、お迎えとかに来ているひとも多そうな感じ。周囲には半露店の飲食店などもありなかなかにぎやか。
ネットで見た幻の「KLIAからマラッカへのバス」はマラッカ市内まで行くことになっていたのですが、このLCCからマラッカへのバスはマラッカ・セントラルどまりです。
ここからマラッカ市内中心部まではタクシーで15-20分程度。路線バスもありますが、スーツケース載せにくいし、バス停からホテルまでこのクソ暑いのにスーツケースひきずって歩くのもイヤなので、初めからタクる気満々です。

バスはなんか何かの裏口?みたいなひっそりした場所に着きました。
でも降りるとしっかり「タクシー?」「タクシー?」と言うおっちゃんがわらわらとやってきました。こういうおっちゃんの中には白タクもいるという話だったので、ボッタくられることが何よりも嫌いなでも交渉するのも嫌いな私はタクシーカウンターを探して、バスターミナルの中へ。
バスターミナルはかなり巨大な感じでしたが、入ってすぐに別の出口の方にタクシーの窓口を発見しました。カウンターで行き先を言って予めだいたいの範囲ごとに決められた料金を払うチケットタクシーです。乗るのは流しているのと同じタクシーだけど、最初に払った以上は払わなくて良いので、もしかしたらちょびっと割高なのかも知れないけれど、ボッタクリでない正規料金だと言うだけで私は至極満足です。
マレーシアはクアラルンプールに行っても、大きな施設にはチケットタクシーのカウンターがあって、お金面も安心だし、タクシーがつかまらないと言うこともないし、非常に利用しやすくて良かったです。お値段も安いし。とは言え、バスターミナルからホテルまでの料金がRM20≒約700円なので、ここまでのバス代と比べると贅沢感はあります。
お金を払うと係の人がドライバーさんに声を掛けてくれ、ドライバーさんがスーツケースも途中から持ってくれて積み込んでくれました。

こんなになったけど。
トランクに入り切らなくて、座席の横に無理矢理積み込まれました。
もしもこのタクシーがすごい勢いで事故ったらこのスーツケースが車外に飛んでいきます。結構な凶器になると思います。
係の人がドライバーのおっちゃんに私のチケットの控えを見せてホテルの名前を言ったときにちょっと首をかしげていたのが心配です。心配なので自分でも乗ったときにホテルの名前を言いました。結構大きいホテルだから知らない筈はないだろうと思いつつ。
車窓の車の多さにともかくびっくり。バンコクとかもまあえらい多さでしたけど、ここは首都ではないのです。それでこの車の量!!(写真無いけど。)

途中からなんか道違うくないかな~でも一通とかあるかもだしな~と思ってたら、全然違うホテルの前に泊まりました。おいおい。しっかり伏線回収しなくても良いから!

Hatten Hotelと言うところに停められました。着いたと言うおっちゃんにホリデイイン!と連呼して再度出発。まさか、私のホリデイインの発音が激しく駄目でハッテンって聞こえていたのか……?イヤでも紙も見せたし……。
ホリデイインは地図を動かしていただければこの斜め左下あたりです。
なお、Hatten Hotelの少し下に「マコタ・メディカルセンター」なる病院があるのですが、幻の「KLIAからマラッカへのバス」はここに停まることになっていました。それもあって、少々お高いホリデイインを選んだワケなんですけどね。物の見事にトランスナショナル社に騙されたというわけです。こんな細かい情報まであるのに実際にバスがないとはどういうことですか。
 
  
気を取り直してホリデイイン到着。(写真は後で出掛けたときに撮った。)
近代的でピカピカしたきれいなホテルです。最初は早く着いちゃったらどうしよ~?早めにチェックインさせてくれると良いな~なんて思ってたのですが、何のことはない余裕の通常チェックインタイムを越えた15時過ぎの到着でした。

お部屋は広くて、ベッドもデスクも大きくてすてきです。部屋から海が見たくてちょこっとだけ良いお部屋にしたのです。ウフフフフ。

そして流石イスラムの国!ムスリムへのさりげない配慮です。
お祈り用マットとメッカの方向を示すマークがあります。方向音痴の人でも慣れない旅先できちんとメッカに向かってお祈りできます。
しかし、方向音痴なムスリムとかってすごく大変だろうと思います。
世界に何人かはあさってに向かってお祈りしてしまう人がいるのではないかと心配になるのですが、最近知ったのですけれど、スマホでお祈りの時間と方向を教えてくれるアプリ(ジャンル的には時計物)などは幾つもあるそうなので、そういう悩みを抱えたムスリムは案外いたということなのでしょうか。

さてさて、期待のオーシャンビューを拝むといたしましょう。

・・・・・・。