K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

苦行の始まり~旧市街観光すなわち塔上りと思え~

にほんブログ村 旅行ブログ 女性トラベラーへ
さて、短い足通りから出た広場には「処女の塔」がございました。

売春婦を収監していた場所だったかな。皮肉で付けた名称のようです。まだ開いてないみたいだし、手元のタリンカードの案内を見て入場料の設定から大した事のない場所と判断し(そういう使い方……?)、そのまま後ろの庭園へと抜けました。アレクサンドル・ネフスキー教会が見えます。

ロシア正教会です。なんか周囲とぜんぜん雰囲気違ってびっくりします。おとぎ話に出てきそうなかわいらしい感じとわたしの中のロシアのイメージが噛み合いません。それはなんと言うか「わたしの中のロシアのイメージ」に問題があるのであろう。
この辺りは露店とか、あと大道芸人とかぽつりぽつり居たので、オンシーズンにはもっとにぎやかなんだろうなあ。中世っぽいコスプレをした人が弓矢の的当てをやらせてくれるっぽい何ソレ楽しい?って言うお店もありました。
ロシア正教会も興味はありますが、まずは処女の塔の裏手にあるキーク・イン・デショクへ。

タリン市のガイドによると、兵士がこっから民家の台所がのぞけちゃうと言ったので「台所をのぞく」と言う名称が定着したそうな。今はタリンの軍事・防衛ミュージアムですと。
だから元はなんだったのさ?
肝心な事が書いてありません。まあ「兵士が」言ったそうだからやっぱり普通に見張り塔とか軍事目的の施設なのでしょう。このガイドブック、もともとの内容がそうなのか、或いは直訳的な日本語からして翻訳者が面倒になったからなのかは分かりませんが、たまにそんな感じです。
ここはそういう軍事関連の展示があるのと、塔に登れるのと、それからタリン旧市街に張り巡らされたかつての軍事用の地下通路の一部が見られるのだとか。
でも地下通路は前日までの電話予約が必要と言う事で、面白そうだけど電話が面倒なのでサクッと諦めていました。それと人数少なくて英語ガイドとマンツーマンとかはちょっとつらいなと思って。(最重要
でも入り口でタリンカードを見せたら、塔の見学と、地下通路見学がセットになったところとを交互に指差されてどっち?ときかれたので、閑散期の今だったら予約なしでもオッケーだったのかもしれません。素直に塔の見学だけのところを指差したので分かりませんけれども。

ところでこのタリンカードの読み取りなんだけれどiPad使ってました。iPadのライトニングコネクタ部分にカードリーダーみたいなのがぶっさしてあってそれにカードをピッて通すの。
やっとエストニアのIT大国っぽい面を見ました。
POS管理なんかもiPad+アプリで安価に導入できるらしいので、そういうのと同じ事だろうなと思います。こういうのインフラにお金かかんなくて良さそうだよね~。それでいてきちんと、カード一枚で一回だけだよって言うのが管理できるのだと思うし。これからシティーカードとか導入するところは見習ったらいいと思うな~。
日本もこのシティカード的なやつやればいいと思うんだけどあんまり見たこと無いな。まあ最近あんまり国内旅行してないですけど……。

なんか受付付近に日本人が多いなと思ったら、LOOK・JTBバルト三国ツアーがいました。こちらの見学時間は○分です~○時○分に○○に集合してくださいね~ってやつかと。
チケットカウンターで並んで待ってたら日本人のおばちゃんに英語で並んでます?って訊かれたので、日本語でハイと答えた次第。
これな!わたしも逆をやっちゃったことあるけどすごい恥ずかしいんだよな!でも今回で言われたほうはびっくりはするけど別にそれ以上でも以下でもないことが分かったので安心しました。
都合、このおばちゃんと殆ど同じタイミングで塔をのぼったので、少し話をしましたが、一週間くらいの旅程でバルト三国をめぐり本日が最終日だそうです。
塔はもういい……と吐き捨てていたのが印象的でした。
リーガとかも塔だらけだったんじゃないかと。それでも連れて来られたからにはきちんと登ろうと言う意欲はすごいと思います。ちなみにご主人にはもうその意欲がなく別行動しているそうです。

塔の中の軍事関連の展示は流石に内容が専門的だったので、外国語弱者のわたしにはちょっと難しかったです。でもタリンの旧市街の城壁を再現したジオラマみたいなのは面白かったです。普通に踏んづけて壊せそうなオープンな展示だったのも印象に残っています。
美術館とか博物館とかあんまり根を詰めて見るとバテるので、どうせ分からない展示と言う事でこのへんはサラサラっと流しました。写真は別に撮り放題でしたが撮っていません。
中世っぽい武器とかはカッケーと思いました。(薄っぺらな感想。

ハイてっぺん!

上った甲斐あって景色はイヤなかなかなかなか(喜)。(高いところが好きななんとやら。
でもそんなに広い場所でもないのでひととおり眺めてテンション上がったらまた降ります。
なお階段はこんな感じです。

著しく急ですごく狭いです。オンシーズンとかどうなんのよ。

下りは疲れはしないけど意外に地味ィに足に来るんだよな~とか思うわたしはもう若くないです。写真に映っている細い金属の管みたいなのが一応手摺りです。
なんか……塔いっこめにして既にお疲れなんですけど、大丈夫かわたし?
てっぺん以外にも途中にも窓とかあって、角度によってはなんかナイス額縁みたいな感じにもなっています。(とか言いつつ何も撮っていません。)

外に出ました。したら丁度、地下通路ツアーの終わった人が建物の根本の秘密の入口めいたところから何人か出てきていました。ガイド入れて5人に満たないグループでなんかしかもアゲアゲ☆って感じの若者たちだったので申し込んでなくてよかったと思いました。
写真左手の壁は処女の塔のものです。

右側の壁にはたまに穴が開いていました。
これは鉄砲とか撃つ穴なのか?と日本城的なことを思ったりしますが。 

この後はどうしようかなと思っていましたが、思ったよりキーク・イン・デショクで時間食って処女の塔が開く時間になったので、近いついでに行っておくことにしました。
ってまた塔か!!

でもそんな高そうじゃないし、きっと大丈夫じゃないかな~。
で、回ってみたらもう開く時間だと思うのですが開いていません。どういうことよ。