K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

トーベ・ヤンソン生誕100周年

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おはようございます。朝から濃ッ!!!!
そらだって昨日の晩ごはんにしようと思ったものなんですもの!しかし今朝も、昨日の朝、薄切りパン1枚とプチトマト1個とピクルス2枚食べたきりなのに(しつこい)、あーおなか空いたと言う感じではありません。うん……まあ……食べても良いよ……と言う感じです。
本当は食べない方が身体にいい気がしますが、もったいないので食べます。

ほらっ!ローストビーフなんてこんなに立派なんですよ!?
ひとばん放置してた割には、そしてこの体調で食べた割りには、おいしかったです。きっともっとおいしいものがたくさんあったんだろうな~ああ己の体調が恨めしい~。
あと小振りなおりんごさんもおいしかったです。トラベルナイフちょっと前から旅行に持参するようにしたおりますが、やはり使いにくい……。と言うのもわたしは左利きなのに片刃だからさ……。不格好に剥いたおりんごさんをおいしくしゃくしゃくいただきました。 

しかしですね。実はわたしはここのホテルは朝食付きで予約しておりまして。
悔しいのでコーヒーだけいただきに降りて、様子を見てきました。ブッフェ形式で結構いろんな種類がありました。クッキーとかお菓子がいっぱいあったのがちょっと面白かった。

悔しかったので、お茶菓子程度にシリアルやクッキーを盛ってみる。
でも、ホテルの大きさの割にレストランは小さかったので、ピークの時間帯は混みそうでした。

さて、今日は17:20のフライトでヘルシンキを離れ日本へ戻ります。
逆算すると、遅くとも15時過ぎには空港へ着いていたいわけで、フィンエアーバスの市内~空港の所要時間は30分程度なので、14:10のバスに乗るつもりでいた方が良さそうです。まあそんで何かあっても1本後の14:30になってもなんとかなるかと。
なので、そんなに時間はない。でもいかんせん体調が……。
荷物の整理も出来てないし。 と言うわけで、結構チェックアウト時間ギリギリまでホテルで過ごしました。帰りの飛行機の中で気分悪くなったりしたらもう目も当てられないし……。

実はわたくし、毎回、どの部屋に泊まったかの記録がてらこういう写真を撮るのですが、ひとに見つかるとなんか気まずいのでいつもびくびくしています。
チェックアウトして、荷物を預けて出発です。

本日は、アテネウム美術館へ行く事にします。
実はこのとき丁度トーベ・ヤンソン生誕100周年で。その特別展をやっていたのです。これはまあ、このときにわざわざ来たのだから行くしかないなと。


アテネウム美術館は昨日の駅前広場のどまん前で、ホテルからは歩いて数分です。
トーベ・ヤンソン展ののぼりが出ています。(ってまあコレ実は帰りに撮ったんだけど。)

だいたい予想はつくかと思いますが、美術館の事なので写真はありません。
以下、読み飛ばしても特に差し支えない、展示の感想です。
まあまあゆっくりめに見て2時間くらいでしたか。お昼でも食べる時間あったらいいなと思ってましたけど、あんまり時間ありませんでした。それにやっぱり食欲無かったのでまあ結果オーライつか。
トーベ・ヤンソン展は見に行ってとてもよかったです。
日本だとムーミン展なんかはこの年やってましたけど(地元にも来たので行った)、トーベ・ヤンソンそのひとに焦点を当てた展示というのはなかなかないので。
そしてごく僅かとは言え、彼女が愛したフィンランドの自然の風景をこの目で見て、その場所でこの展示を見れたのはすごく良かったと思います。行きに飛行機で見たバルト海、それに戻るときにフェリーで最悪の気分になりながらも見たヘルシンキ沿岸の風景……ああ確かにそうなんだなって言う実感が持てました。
戦時中には反戦を謳い風刺画を描き、そしてムーミンらしきものはそんな時代の中で生まれたと言う。なんかね、こう……。厳しくつらい時代を超えた上で描かれたものだと言う背景を知ると、あらためてムーミンを読んでみたいなあと思いました。帰って文庫本買いました。(でもまだ1冊しか読んでないけどネ!!
そして晩年は女性のパートナーと、夏は小さな無人島の別荘で二人きりで過ごしていたとか。いろんな時代を過ごしていろいろな経験をして、自由な晩年を送るという、なんだか憧れる生き方ですね。
しかし、わたしトーベ・ヤンソンが同性愛者だとはこの日まで知りませんでしたわ。
展示は彼女の人生の歩みに沿う形でだいたい年代順になってたのだけれど、途中で写真の展示があって、あり?なんだろこのすんごいプライベート感あるこの写真と言うかこの表情はどう見ても恋人か旦那さんが撮った感じだけど、結婚はしてなかったよな?と思いつつ、写真の撮影者の名前が明らかな女性名だったので、もしや?と思ったら、ふつーに「パートナー」と暮らした別荘みたいに書いてあって、そうなんだネ~と思いました。
日本のムーミン展では、このへんは紹介したいんだけどでもハッキリとは言わないって言うか、ハッキリ言うとかえってサベツみたいだし、どうしましょうねと言う悩みを感じさせるフンイキで紹介されてました。難儀やな。
めちゃムーミン好きぃ!ってワケでもなく、折角だし行っとくかという軽い気持ちで訪れたのですが、絵を見ながら彼女の人生を追っていく展示方式も相まって、良い映画を見た後のようなすてきな気持ちになれました。

ミュージアムショップは意外にそこまで商売ッ気の無い感じでした。
これ日本だったらそらもう死ぬほどムーミングッズ売ると思いますけどね。

原画調のグッズを幾つか買いました。ムーミン一家のエピソードなどもかいつまんで紹介されていましたが、わたしは冒険心溢れるパパンがいちばん好きです。
ちなみに左上のポストカードはトーベ・ヤンソンの写真であります。

で。美術館を出た時点でもう13時半!急いでホテルに荷物を取りに戻らないと~。

とか言いつつ、名残惜しく写真を撮る。スーツケース持つと写真撮りにくくなるから……。
ヘルシンキには道路が狭くて、路面電車の軌道と車の通るところがかぶってるところもたくさんありました。ちなみに右の写真の辺りでわたしは電車に轢かれそうになりました。

のどがイガイガするので、アメでもないかとコンビニみたいなところに入ったのですが、なぜかアメがない!

たいがいウロウロしてしまったので、Fazerのチョコバーを買って出ました。
しかしこのフレーバーは何で「ゲイシャ」なんでしょうな?