K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

そういうとこ期待通りじゃなくていい。

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いよいよボーディングタイムです。

席についていつものように窓から働く車や働くおじさんを眺めつつ、ロシアへ行くんだなあ……とドキドキしていました。ドバイからサンクトペテルブルクまでは6時間とそこそこのフライトですが昼に飛ぶ飛行機なので、今回窓際席にしてみました。ドキドキ……。

…………えらく爽やかな気分で目が覚めました。

飛行機が動くより早く眠り込んでいたみたいで、ハッと目を覚ましました。妙に頭がすっきりしています。え?どんだけ寝ちゃったの?

……まだ飛行機飛んでないですが。

モニターの時計を見ると11時。この飛行機は10:05離陸だった筈です。

寝てる間にディレイした!?

イヤまあいいディレイくらい大した問題ではないです。問題なのはホテルに頼んだ迎えがディレイしても待っていてくれるかどうかです。ヒィ!
空港からホテルへの交通手段も悩んだんですよ。スーツケース抱えて初めての国の公共交通機関は面倒だなあ、でも旅行会社(英語サイト含む)の送迎は高いなあ、でもタクシーはボッタくられたりボッタくられたりボッタくられたりしたら不愉快だなあ旅のとっぱちから不愉快な思い出は作りたくないなあ(*)、と悩みつつホテルに送迎の問い合わせをしたら、タクシー代相場+少々で英語を話せるドライバーが空港の中までネームボードを持って迎えに来てくれると言うので、あらあらそれは安心ねお任せしましょうかねと頼んだので、とりあえずホテルまでは何の苦労もなく行けると思ってなんにも考えてないのに!
イヤイヤ待て待て、むしろ滑走路の待ち時間も含めてのフライト時間なんじゃない?別に遅れてないんじゃない?スクリーンをフライト情報に切り替えて確認を……切り替えられない!
羽田→ドバイ便より機材が古いようで、離陸するまでモニターは切り替えができないようです。
うおおおおお気になるゥゥゥゥゥ!現状どうなってんの!?
不安でいっぱいのわたしを乗せてテイクオフ!これは定刻なんでしょうか!

不安を抱えつつも窓から見るドバイの街は不思議な眺めでした。
どこまでも平らな砂の地面にニョキニョキとビルが立ち並んでいるのです。はるか上空から見るとまるで海の上に薄く広げた砂の膜に街が貼りついているように見えて、とても違和感を覚えるのです。どうやってこんな砂の上に摩天楼作ったの?みたいな。
なんだか、ちょっとドバイに興味が湧いてきたのでした。(*)

しかし、街が見えたのは離陸してしばらくの間だけでした。
やがて眼下には整備された広い耕作地と細い水路が広がり、それも見えなくなると荒涼とした大地ばかりが見えるようになりました。こういう景色ってあまり見た事がないので新鮮です。
こういうのが砂礫砂漠なんでしょうか。それとも上から見ると茶色く見えるけど意外と緑があるのか。
こういう景色とたまに畑が広がる、その繰り返しがしばらく続きました。

窓からの景色が新鮮ならばフライトマップも新鮮です。

むしろ今飛んでるあたりに降りてみたい感じのフライトマップです。
と言うか時間!時間ですよ!早くフライト情報を!!慌ててモニターを操作して確認したのですが……

ん?出発地時刻と到着地時刻が同一……!?

わたしドバイとサンクトでは時差が1時間だと認識しておったのですが!!
ともかくモニターの到着地時刻に残りフライト時間を足してみましょう!

1時間遅れだァァァァァ!!!

うわあああどうしよう〜!もともと電話(英語)も苦手だけど最早電話もできないわけで!
とりあえず飲物はノンアルコールで考える。考えましたが……。

考えたってしょーがない。

と言う結論に達しました。取れる手段がないですもーん。空港着いてから考えよう。

と言うわけで酒を持ってきてもらいました。
ビールはバドワイザーハイネケンと何か分からないやつ(聞き取れなかった)で、何か分からないやつがよかったのですが、何か分からないのでバドワイザーになりました。 何気にバドワイザーって初めて飲みましたが、ちょっと薄い感じがしてあんまり好きな感じじゃなかったです。
食事はチキンのクリームソース煮とサフランライス、豆のサラダに、何かチーズっぽいアラブっぽいケーキで、チキンが少しパサつき気味だった以外はすごくおいしかったです。アラブ飯が気に入りつつあるわたくしです。メシもウマいとかますます中東に興味が湧いてきます。

ごはんを食べているうちに気が付けば窓の外には雪を頂く山脈が。
これがコーカサス山脈とかなんでしょうか。この下にはまだ見知らぬ国と人々の暮らしがあるのだと思うと、当たり前の事ながらなんだか不思議な感じがします。ああ行ってみてぇ〜。
(そしてつくづく普段暗い間に飛ぶ飛行機にばっか乗ってんな〜とも実感……。)

飽きずに窓の外を眺めたり、少しうとうとしたりしているうちに外の様子が変わってきました。
サンクトペテルブルクは湿地帯に広がる水の多い街ときいています。そろそろ目的地が近いのでしょうか。無数の川や水路と思しきものが見えます。
 

間もなく飛行機はプルコヴォ空港へ到着。サンクトペテルブルクは曇り空のようです。
さてお迎えは空港にいるのか、ボッタクリタクシーにトライする羽目になるのか……。ロシアに対する漠然とした不安はここに来て具体的な不安に変わりました。
つーかもう期待通りにトラブル起きなくて結構ですからー!

*実際使うかどうかはともかく、タクシーに安心して乗れる国とそうでない国でホント気構えが違ってきますよね……ボッタくり頻発or交渉制のときはむしろ極力乗らないです。ボッタくりやめたほうが客は増えると思うのですが、そのあたりどうなんですかね、ボッタクリ派のタクシードライバーの皆さん……。

*なので行きました。ただの都会かと思いきや結構面白かったです。(2015年11月)