K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

不思議の国、ロシア

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降機して、今更急いだところでどうにもならないけれども急いでわたわたしてると、時計がありました。時計は15時過ぎを指していました。

定刻ですやん!!

やっぱ機内の時計がおかしかったのか!そうだよね!ドバイとサンクトの時差は1時間だよね!出発地時刻と到着地時刻がいっしょっておかしいよね!!
と言うわけで飛行機は微塵もディレイしておらず、お迎えはきちんと待っていてくれそうです。
ホッとしたのも束の間、わたしには嘘っこビザでの入国と言うイベントが待っています。
ドキドキしながら入国審査の列に並びました。
ブースの構造などがやや閉鎖的な印象を与えていますが、予めネットなどを見て抱いていた「ロシアのお役所仕事」のイメージを裏切る速度で入国審査官はきびきびと働いており、大して待つこともなくつつがなく入国完了。向こうで打ち出してくれた出入国カードにサインをするだけ、何を聞かれることもありませんでした。
ただ、隣の列にいた中央アジア系の母娘はどこか別室に連れて行かれていましたが。
しかし飽くまで事務的な雰囲気でこちらへ〜みたいな感じで。書類に不備でもあったのでしょうか?
荷物もそんなに待つことなく出てきたし、ターンテーブルの前でも押し合いへし合いしたりすることなくピックすることができました。
…………なかなかいい感じじゃないですか、ロシア?

そして税関を抜けたその先は果たして……

別に普通にこぎれいな空港でした。(ロシアに対して失礼な感想。)
そして、お迎えの人もすぐ見つかりました。iPadに私の名前を表示させて持ってました。なんだか無駄にハイテクなお迎えです。おにいさんは英語を普通に話せるようでしたが、挨拶をするくらいですぐに駐車場へ向かおうと。
慌てて引き止め、荷物を持って待ってもらい1万円だけ両替をしました。1万円がRUB4,155になりました。旅行前に思っていたよりも更にルーブル安な印象です。どこまで下がるんでしょうか、ロシアルーブル。他人事ながら心配になってしまいます。
空港隣の駐車場のビルまで歩く。4月下旬、曇り空のサンクトペテルブルクはまあまあ寒かったですが、なんとかなる感じ。西日本の普通の真冬くらいの感じですかね。
大きめのやや高級そうなセダンタイプの車でホテルに向けて出発。市街地までは40分ほど。
おにいさんはあまり話をしないタイプで、英語が苦手なわたし的には有難かったです。

関係ないけど、今回わたし、ロシア旅行に向けて服装はすごく悩みました。
寒いと西日本の私的には真冬並み、しかしあったかければ日本の春先のあたたかな日とそんなにかわらないくらいと、寒暖差の激しい時期だったのです。
分厚いコートやダウンを持って行って暑かったら大変な荷物になってしまいます。
悩みに悩んで結局、薄手のキルティングのコートに、インナーダウンのベスト(このために買いました)、そして大判ストールとパンツorスカート+タイツと言う組み合わせに、更にどうしても寒くなったときのために貼るカイロを持参しました。
結果的にこれでインナーダウンを入れれば、西日本の私的には真冬!の5度前後でも問題なかったし、あったかかった日はインナーダウンを抜けば問題なしでした。
このインナーダウンは今回悩んで買い足したアイテムですが、これからも重宝しそうです。

車はしばらくは郊外の幹線道路を走ります。

幹線道路沿いにはは大きなショッピングモールやカーディーラー、ガソリンスタンドなどがあり、高層の集合住宅もたくさんありました。結構建築中のやつもたくさんあってガンガン建ててます!って感じ。対外的にルーブル安になっても内需には影響なし?まあ広い国ですもんね。

徐々に古そうな建物が目立ち始める。これはなんだか分からないけどロシアっぽい!と思って撮ってみました。どこのどなたか分かりません。
車が市街地に入ると道が徐々に混み合ってきました。
トロリーバスだ!キリル文字だ!ロシアだ!(当たり前)

そして、車窓から見るネフスキー大通りは完全にみんなが思うヨーロッパの旧市街でした。車窓に遠く血の上の救世主教会が見えたときにはもうテンションアゲアゲ!ロシアだー!
なんで日本でロシア旅行がメジャーにならないのかか不思議だよ!(イメージとビザの問題?)

ホテル到着、プシュカインと言うとこです。モイカ川沿いでエルミタージュ至近の立地。
ここで1泊して、明日はヴェリーキーノヴゴロドへ移動、その後また3泊の予定です。
トリップアドバイザーでの評判がやたら良いので調べてみたら、立地が良くてエレベーターがあり(重要!)、古い建物を使っていてインテリアなども可愛らしい、部屋数もそんなに多くないプチホテル、だけど格付けはそこそこと言うわたしの好み直球のホテルだったので、やや予算オーバー気味でしたがここに決めました。万が一ロシアでギャフンと言わされてもきっとこのホテルならわたしを癒してくれるはず……!ロシアへの不安が選ばせたホテルとも言えます。
フロントのおねえさん方が美人でニコニコ愛想が良くて、チェックイン時点で正解!と思いました。
今日はモイカ川沿いのちょっといいダブルのお部屋です。本当は後の3泊もどうせなら贅沢ついでにリバービューかつバスタブのあるこの部屋にしたかったのですが空いておらず、このお部屋は1泊だけ。後の3泊は川に面していないシャワーオンリーのお部屋です。まあ十分なんだけど。
 
おおおかわいいお部屋だ〜!装飾過剰でなく落ち着いたシンプルな感じなんだけどかわいいお部屋です。イイネイイネ!ベッドもシングル2つを合体させたタイプではありますが広いです。
普段、シングルベッドで寝ているので旅先の広いベッドはとてもうれしい。
が、いつもの癖でちっちゃくなって寝ていることが多い……。

バスルームも広くて結構なことです。アメニティーもなんか良さげだし。
…………しかしこの不自然な鏡はなんだ?
すぐに思い当たり、部屋に戻ってベッド脇の不自然なカーテンをめくると、

マジックミラーwwwww(部屋からバスルームが見えるwwww)
なんなのこの無駄なハネムーン仕様!イヤわたしだったらハネムーンでも嫌だけど!!!
これロシアのホテル的には一般的なの?どうなの?
WiFiのつながりも良好だったtwitterで不思議の国・ロシアの衝撃をシェアしてしまいました。ラオスで泊まった「おしゃれブティックホテルおしゃれ過ぎて部屋と風呂の境がない)」以来の衝撃でした。いや〜、いくらラブラブカップル(死語)でもやっぱ四六時中いっしょの旅行中だからこそ、風呂とトイレのときくらいプライベートを保ちたくない?
そう、これ風呂ならまだしもトイレまでのぞけるんですよ!

ひとり旅のわたしは何も気にする必要はないので、引き続きお部屋チェック。窓を開けるとほんわかしっかり暖房の効いた常春状態の部屋に冷たい空気が流れ込んできて気持ち良い。

おおおおおおなんてヨーロッパ街歩き!!これはもう嫌が応にもテンションが上がります。
心配していた治安の問題も車から見た感じぜんぜんオッケーと思ったので、不安よりもウキウキ気分が盛り上がってきました。荷物を整理して暖かい格好に着替えて出掛けなくては!