K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

エルミタージュ美術館へ行こう!・その5

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流石に時間的に焦りを覚えてきたわたくし、一気に足を速める。
何せ夜までにヴェリーキーノヴゴロドへ行くつもりなわけで!(バスで3−4時間。
通路の閉鎖により行きたい場所へ行くためにはもう一度、最初に通った紋章の間などを通り抜ける必要ができ、一度見たからといって飽きるものでもないのですが、時間がない時間がないと言い聞かせつつ、なんとか早足で抜け切る。サクサクとね!サクサクと見ないとね!

サクサク見られるかァァァァァ!!!
なんですかコレ!礼拝堂ですか!皇帝一家専用とか!?分からんけど!
ぜったいこんなんボスが出ますね!天使っぽい羽とか生えてるやつ!!堕天使的な!
またタイミングが良かったようで、このひとのいなさ加減。ほぼ貸切り状態。
宮殿内装の立派なあたりでも、この奥の方は時間の短いツアー客とかはあんまり来ないみたいで、ぐぐっとひとが減りました。来てよかったね!こりゃあ好きだね!ものすげえ!

もう少し近づいてイコノスタスだけ。はぁ……好き。
イコノスタスは人々の祈る空間と神の空間を分ける境なんだとか。

で、アレクサンドルの間。水色と白でこれまたラヴリーな……。
あとなんか工芸品的なやつとかがいっぱい。

ここでフロアガイドを見てわたくし、フランス美術(15-18世紀)コーナーを捨てることに。
すまんフランス!いつか行くからルーブル!!
(別にフランス的にはどうでもいいと思うよK子さん……。)
でもフランス美術の部屋だかそこに続く通路が閉鎖されてるせいで行ったり戻ったりになったわけだから、実際見ようと思って見られたかは不明なんだけれども。
近くの階段から3階へ上がって近代美術を見て別の階段から2階へ戻ることにしようと。降りたあたりがまた宮殿内装が立派な筈なのです。

そしてここから3階に上がると、上からアレクサンドルの間を見ることもできました。
ラヴリーな天井もより間近で堪能することができます。

で、3階は主に近代美術があります。
わたしも知ってるルノワールとかセザンヌとかゴッホとかゴーギャンとかマチスとか……

…………ん?
これはこれで何か凄いものかもしれないけれどなんか思ってたのと違うぞ?
ん?と思いつつも見まわした結果、これはなにかすごく新しいものであるようです。そのうちなんか前衛的なファブリックとかも出てきたり。写真作品とかも。あっれ〜?
そして更に進むと閉鎖された部屋が続くように。

これは近代美術はどこかにごっそり行ってしまった……?

貸し出し?なんだろう?しかしないもんはしょうがない!!
このときはそんなふうに思ったのですが、帰国してから真実を知る。
最近になって新館にゴッソリ移動
でした。ちょっと時期は分かんないんですけど、5月くらいに行ったひとが言ってた。
そらあまあ2014年発行の地球の歩き方には書いてませんわな!!
でもなんでわたしが貸し出しとか思ったかと言うと、フロアマップにはあたかもまだそこに近代美術があるように書いてあったんだな!!
オフィシャルが!!オフィシャルがこれって!!
移動真っ最中だった可能性も捨てきれないけどそうだったらそのことを何処かで知らせてほしいな!と言うわけで、エルミタージュ美術館ではフロアガイドすらも信じてはいけないようです。(*)

で、ここで意図せずして時間短縮できてしまったので、見れたら見ようと思ってた極東〜中央アジア〜中近東あたりをだかだか〜っと回りました。極東はスルー気味にしつつ。

明らかに建築物の一部のモザイクとかあって、どっから盗って持ってきたの?パネエな!と思いましたが、そんなこと言ったら大英博物館とかはもっとひどいすごいですね。
この僅かな展示でもわくわくしてしまい、ああやっぱ行きてえなあ中近東も中央アジアも!と思いました。写真も撮ってみたけど、全体に小さい薄暗い部屋が多くてあまりきれいに撮れず。
なんか壁画みたいのあるな〜すげえ〜ってうっすら思ったやつは、どうやら今ガイドブックを見たところ、なんと敦煌の壁画を持ってきたやつだったみたいです。
予習大事だね!知ってたらもっとゆっくり……見る時間なかったけど!!
しかしふと思ったのですが、ここの収蔵品で比較して東洋美術はこんなもん・やっぱヨーロッパの文化のがすごいよね!とか思われたらちょっと悔しいですね。ここの収蔵品がアジア系貧弱なだけだからね?故宮博物院とかすんげえのいっぱいあるよ?工芸品とかすごいよ?こんなもんじゃないからね?なんならド金ピカピンの金箔使った日本画とかもあるんだよ?と言いたくなりますね。
置いてある場所も薄暗くて狭くてめっちゃ不利だし。
日本のものは絵とか書もあったけど、印籠が結構な数あったのが印象的でした。

で、だかだかっと回って戻って目当ての階段から再び2階へ。宮殿内装ですよ。

ブドゥワールですって!何語?日本語にしたらどういう意味?(*)
なんだか知らんがめちゃんこかわいいー!ああもうどうしましょう!?


*もしかして、英語版とか読めるならロシア語版なら内容が最新だったのかも……と今ふと思いました。わたしは英語は苦手なので日本語版を握りしめておりました故……。オーディオガイド用のフロアマップは2階のみしかありませんでした。

*「婦人の私室」となるらしい。やはりロシア皇帝一家的にはああうんこれくらいならちょっとこじんまりして落ち着くし私室っぽくてイイネ!って感じだったんですかね……。