K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

バスステーション

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あろうことか、中心地を離れた場所で地図もなくひとり佇むことになってしまいました。
わたしのいつも持ち歩くA5のクリアフォルダには、パスポートのコピーと海外旅行保険の申込内容控えと緊急時の連絡先一覧とメトロの路線図とヴェリーキーノヴゴロドの地図しか入っていませんでした。
そういや手荷物も軽くしようと思って要らない地図とかは置いていこうって整理したんだった。

バスステーションの周辺図は必要だったけどネ!

必死で地図を思い出そうとするのですがうすらぼんやりとしか。
尋ねるにしても「バスステーション」すら通じない可能性が非常に高いし。万が一、通じてロシア語で教えてくれてもわたしそれ理解できないですしね!
今正面に川、左手に見える橋にはトラムが走っている。うーん、右だな。右だった気がする。
川沿いを数分歩いたら到着するような感じだったと思うんですよ。そんでトラムの通ってるような大きな道路を横断はしなかった気がする。それに右に行く人が多い気がするし。
そんなワケで、駅を出て右へ歩いていくことに。
一度大きめの道路を横断して、少し行くと右手にバスステーションの建物が現れました。
ちゃんと「バスステーション」のロシア語綴りもメモっといたから間違いないです。

わたしグッジョブ!!(地図を忘れたのはグッジョブじゃない。

入口では手荷物検査があります。ささっと簡単な検査機に通して、ひとも金属探知機なのかな?ゲートを通ります。万能ナイフも置いてきていたので、刃物等の持込み可不可は不明。

他に保安面では、わんこさんが常駐していました。
かわいい〜とか思いますけど、常駐となると薬物ではなくこれはバクダンを警戒してのこと……?ラブラドールレトリバーとトイプードルで、ハンドラーさんがお客さんの荷物を重点的に調べさせていたので、そうなのかと思っただけなのですが。
バクダンを警戒する必要があるって時点で怖くはありますね。
トイプーちゃんはちょっと暴走気味で荷物ではなく旅客に興味を示して普通のひとなつっこい犬みたいになってて、ハンドラーさんにかなり引っ張られてました。

構内は広くはないながらも、大きな時計と電光掲示があって分かりやすいです。
バス乗り場に番号があってその番号が電光掲示に出ています。行き先の地名のロシア語表記さえ分かっていれば問題ないと思います。

切符を買う窓口にはそこそこ長い列が出来ていましたが、噂に聞いたような横入りなどはなくみなさま気長に淡々と待たれている様子。思うにロシアの皆様は別にマナーよいのでは?あと激しく勝手なイメージで並ぶのむしろ得意なんじゃないかとか思いますし(*)?
確かにエルミタージュの窓口とかは混沌としていて横入りもありましたけれど、それってむしろ外国人観光客なのでは?とか思いましたですよ。
ただ待ち時間が長いのは否定できず。本の窓口ならたぶん三倍くらいの速さで捌くね!
窓口では英語なんか通じそうになかったのですが、ロシア語で「ヴェリーキーノヴゴロド」と書いたメモを財布に入れていたので、それに日付とさっきチェックした時刻表の時間を書き加えました。
自分の番が来たらカウンターの仕切りのガラスにビタァッ!とそいつをむこう向きに貼り付けてハローとにっこり。おばさまは眉間にしわを寄せてメモを凝視していましたが(たぶん字がヘタクソで読み難い)、パスポート(パスポルトと聞こえた)と言うのでパスポートを渡したらチェックして、切符を作ってくれました。お値段は電卓で見せてくれました。370ルーブル
4時間半ばかりかかるはずなので、そう考えると安いですね。
ロシア語でではありましたが、恐らく時間と乗り場の番号を示して教えてくれました。レシート状の切符はロシア語表記なので、確かに教えてくれないと分からない。
英語はしゃべらないし、すごいにこにこしてるわけじゃないけど、不親切なわけではない、ロシアの窓口のおばちゃんたちの印象は概ねそんな感じでした。

少し時間がありましたが待合の椅子はいっぱいだったので、2階のカフェテリアでコーク1本、55ルーブルWiFiも使えました。さっきの構内の写真もここから撮ったもの。

他に駅の中には小さい雑貨屋やお土産物やがありました。ATMもあったと思う。
こういうときコークを飲むのはこれなら100%通じるからです。
飲み物はすべてボトルでしたが、カウンターの後ろの冷蔵庫にあり何が欲しいかおにいさんに言わなければなりませんでした。他の飲み物の商品名は分からなかったのです。
もちろん食事も摂れましたし、おなかも空いていましたが、わたしはホテルできちんとおいしいご飯を食べようと決意していましたので、ぐっと我慢。
切符は眺めてみましたが、本当に何が書いてあるかさっぱり分からないです。
2階はまんなかが吹き抜けになっていて、電光掲示を見ることが出来るのでバスが着けばすぐに分かります。ここからはロシア国内だけでなく、国際バスも出ています。タリン(エストニア)とか。考えたらもともとは国内線ですな(*)。

時間が近付いたので乗り場へ移動。

なかなかきれいなバスが来ました。入口で切符を見せて乗り……

こんだはいいけど、自分の席が分からない。

コレ指定席だよね!(切符の)どこに席番号書いてあるのかな!!じっと切符を見る。
さっきおばちゃんが説明はしてくれたんだと思うんだけどいかんせんロシア語なので意味はさっぱり分かってなかったんだよね!
察してくれた近くの席のおじさまが切符を貸してごらんと言うので(身振りで)、見せたら、席番号と思われる数字を指で示してくれました。スパシーバスパシーバ言いながら席番号確かめて席の前でここ?って首を傾げたらにこりとしてくれました。
なんだロシアの人、やさしいじゃん!
さっきの地下鉄のおじちゃんもどこで降りるのかとかきいてくれてたのかもしれない。
このあたりでだんだん「ロシア」に対する緊張がほぐれてきた気がします。

18:30、時間通りに出発です。

*並ぶの得意……配給のイメージです。

*2016年のシベリア鉄道旅行、次いでウズベキスタン旅行の計画中に地図を見ながら、ここからここも鉄道通ってるよ!とかここからここに飛行機飛んでる!そんな大きい都市じゃないのに!とか言ってたら、母親にすべて「まあもともとおんなじ国だしね」(=ソビエト連邦)ってつっこまれました。そういう目で見てみたらサマルカンド国際空港なんかそれ結果的に国際空港になっただけだろ!ってラインナップでした。