K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

駆け足観光を終えてサンクトへ

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さてこちら側の公園は「ヤロスラフ宮廷跡と市場」でここも世界遺産になっています。
クレムリンがお城でこっちがお城下町みたいなもんだったのでしょうか。いやでも宮廷言うてるしな。公園の中に教会がぽつぽつある感じ。

ざっと見るだけのつもりなので、無闇にウロウロしてみます。
小振りな教会がそれぞれちょっとずつ違う雰囲気でなんかいい。

この教会の佇まいが好きだったんだけど、電線がすごいいい感じのところを横切っていて(あとなんか半端な丈の電柱も近くにあった)、いまいちなアングルでしか撮れなかった……。
きれいな案内図もありました。

中に入れる教会もある筈なのですが、時間がないことに加え、出入りする人が殆どなくえらく閉鎖的な感じだったのでスルーしてしまいました。
そしてスルーしたことを絶賛大後悔しました。
後でガイドブック見たら中のひとつに12世紀のオリジナルのフレスコ画が残っていて、しかも「最後の審判」を題材に取ったものだとか。言わばキリスト教版地獄絵図。
こんなんですよ、こんなん!!(注:画像検索結果に飛びます。まあまあ地獄絵図です。)
こんなん絶対見たかったに決まってるじゃないですか!
……買ったら読もう、ガイドブック。

しかしあんまりひとがいないなあ……。クレムリン側には結構いたのに。
橋を渡っていた観光客は多かった気がするのですが。みんなどこいったんだ。それともわたしみたいに橋を途中まで見てはしゃいでどっか行ってしまったのか、こっち側にも観光バスとか停める場所があってそこから帰っちゃったのかな。
観光客よりも地元の親子連れやご老人がのんびりしているのが目立ちました。
これは見たときは英語の説明を見てほーんと思いつつ、無意味にぐるぐる回ってみた何かです。

どうせガイドブックに出ているだろうと思っていたら出ていなくてまんまと何か分からなくなった何かです。
ロシアのなんかの州だか都市だかのマークをぐるっとあしらったモニュメントだったような……?
公園の向こうは住宅街が広がっていて、田舎田舎と文句言ったクレムリン側よりも更にのんびりした感じで非常にそそられましたが(*)、本当に時間がありません。そろそろ引き上げです。
この公園から出た街の中にも教会などぽつぽつ見所はあるようです。

慌てて元来た道を引き返す。子供たちはまだパルクールにいそしんでいました。

急いで帰らないと……

こんなん撮ってしまうやろォォォォ!
この距離感、兄弟じゃないな!小さな恋の物語か!!眩しい!!!

あと、さっき橋の反対側の写真撮ってなかったなと。なんか遊覧船の乗り場かレストランっぽい感じ。ホント夏に来たら楽しいだろうな〜。

クレムリンともお別れです。
そういや行きに気付いちゃいましたがここでもブルーシートならぬグリーンシートに出くわすわたくしです。まあ今まで出くわしてきた数々のブルーシートに比べたらこんくらいぜんぜん問題ないね!とか思いましたが、この後わたくしの数々の残念ブルーシート歴を劇的に更新する華々しいブルーシートに出会います!乞うご期待!!(*)

しかし外のでっけえ広場は何に使うのだろうか……。(もしやここに昔はレーニン像が?)

ホテルで荷物をピック、そのままバス乗り場まで歩きます。
時刻は17時前、家路に着く人々を見ると、わたしにとって「非日常」であるこの場所が、このひとたちにとっては「日常」なんだなということを実感します。ふっとひとり旅のさびしさなのかやさしい胸の痛みを感じたり、そんなことも含めて夕暮れ時はなんだかいいですね。
とか言いながらめっちゃ急ぎ足なんですけれどもね!

とか言いながらこんな写真撮るんですけどね!
カラフルなビラがつい気になって。あと見慣れぬ文字は絵のようで楽しい。
駅前では、小さな子供の手を両側から引く若い夫婦、奥様の逆の手には一輪の赤いバラ、と言うすてきな風景も見掛けました。写真は撮り損ねた。
ロシアの男性はよく花を贈るようで、デート中にバラを持っている女性はたくさんいました。でもそれが若い女性だけじゃないんですよね。おばあちゃんとかも持ってるの。すごいいいなと思いました。
でもちょっと邪魔じゃないかなとも思いました。

バスステーションに着きました。

昨日の夜は建物が閉まっていたからか鉄道駅のロータリーで降ろされましたが、割と新しそうなバスステーションの建物がありました。この前で記念写真を撮ろうと、年配の男性に話しかけたらものすご嫌な顔をされて無言で拒否されてしまい悲しかったです。……そういうことだってあるさ?

ここはサンクトと違い、手荷物検査などはありませんでした。
切符売り場はガラガラ。時刻表や電光掲示は見つけられなかったので何時のバスがあるのか良くわかりません。だいたいの時間は調べてきてはいたのですが、現地で見たら微妙に違うと言うこともありましょうし。まあ最大でも1時間待ちくらいの筈なので、乗れるバスに乗れればいいです。
窓口でハローと話しかけまたしてもメモをビタァ!
それを見たおばちゃんは何故か怖い顔になってパスポートを出すよう言うと、ロシア人にあるまじき素早さでキーボードをたたき、平均的なロシアの窓口比超速でチケットを用意し、パスポートともどもすごい勢いで差し出してきました。圧倒されつつすぱしーば〜とかヘラヘラしているわたしにおばちゃんは鬼の形相のままビシィ!とチケット売り場の右後方を指差し、チケットを見るよう促します。

出発時刻ちょい過ぎとるやんかァァァ!!

なんちゅうチケット売ってんの!?
取り敢えずなくさないようにチケットとパスポートと財布と貴重品入れを両手でしっかり握ってダッシュ。乗り場にひとつだけ停まっているバスがサンクト行きでした。
行きと同じ番号だったので分かった。
わたしがチケットを見せながら急いで乗り込むや否やバスは出発しました。席に着いたらパスポートと財布と貴重品入れの中身をチェック。こういう急いだときとかアブナイと言うし。
バスステーションはコの字型になっていて、チケット売り場から乗り場は左右に分かれていたので、おばちゃんは左右だけは教えてくれたんですね。見たところおばちゃんのブース内にバスの運転手に連絡をする手段があるようには見えなかったのですが(バスが出発してるかどうかは監視カメラの映像とかで分かるのかも)、コレ乗り遅れたら返金してくれたのかな。
雇われロシア人が商売熱心とも思えないので、親切心からなんでしょうが焦ったよ〜。

17:23、定刻3分遅れでバスはサンクトペテルブルクに向かって出発です。

なんかフロントガラスにヒビとか入ってますけど……。

*田舎田舎言いましたけど、クレムリン側は駅とか大きいなんか公っぽい建物とか小さいけど24時間営業のスーパーとかありましたから……。あと集合住宅が多くて戸建ての普通っぽい家とかは大きい通り沿いには見かけませんでした。

*そこそこ海外旅行経験のあるわたしですが、シンガポール行ってマーライオン見てないし、台湾行って忠正紀念堂の蒋介石像見てないし、まあ他にもいろいろあるんですけどぜんぶブルーシートのせいです。そういう定めのようです。(残念な世界の名所