K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

マトリョーシカみたいな名前の乗り物に乗るんです2

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早々に役立たずとなった地球の歩き方情報を捨て、飛行機マークを頼りに地上を目指します。

なお、改札を出た後も方々に出口を示すサインがあり、どれが「いちばん近い出口」なのかも判断がつかなかったと言うことを書き添えておきます。
ホントロシアに関しては歩き方教える気ないだろ先生!
飛行機マークを追って、地下道沿いにおそらく大きな道路を渡って地上へ出ました。そこには古めかしいながらもショッピングセンターと思しきビルが通り沿いに長く延びていました。空港行きのバス乗り場とはどこぞや……?
しかしふと目の前のミニバス、マルシルートカの窓を見ると、

ツァールセコエセロー

の表示が!しかも英語で!!
取り合えず運転席の方へ回って、窓ガラス越しにガイドブックを見て作ったロシア語メモの「ツァールセコエセロー」を見せると、うんうんと頷く運転手のお兄ちゃん。
自分で大きなスライドドアを開けて乗り込み、確実にエカテリーナ宮殿で降りるため、運転席近くの進行方向と逆になった椅子に座りました。ここならば運転手さんが教えてくれる筈!
ここまで地上に出てから僅か数分のことで、雨も降っていたため、地上の写真はありません。

まとめるとわたし的エカテリーナ宮殿への行き方は「メトロで駅へ、そこから空港行きバス乗り場のマークにしたがって地上に出るとショッピングセンターらしきものがあり、そのあたりにツァールセコエセロー行きのバスがいるかもね?」と言うことになりました。
さああとはこのバスがエカテリーナ宮殿最寄まで運んでくれます。しかし

…………お金っていつ払うんだろうな!?

やがて動き出すバス。
動き出してすぐに割と広い、ソ連風と言えばソ連風っぽい建物の前の真ん中に銅像のある広いロータリーをぐるっと回りました。停まっているバスもちらほら。
もしかして歩き方が言ってたのはここのことなのかな。もしそうなら、地上に出てにぎやかそうな方とは逆方向なので、確実にわたしこっちに歩いて行こうと判断はしなかったと思います。
ガイドブックとして東西南北の方向を示していないのはどうなの……。

バスは時刻表など存在しないためか、えらいこと爆走してくれましてなかなかスリリングでした。
もしかして、路線で営業許可を取る→時刻表はない→たくさん走るとたくさん乗せれて儲かる→故に爆走、ということなのでしょうか。

雨は本降りになって来ています。
結構乗客の乗り降りは頻繁にあり、途中観光客風の欧米人夫婦が乗ってきたので行き先いっしょかな?と思ったら、幹線道路沿いにポツーンとあるガソスタで降りました。ビールの小瓶を携えており水のようにラッパ飲みしてました。謎です。
郊外にはとんでもない規模のスーパーみたいのとかもあり、その近辺での乗降もありました。
お金は乗るときに払ったり降りるときに払ったりさまざまで、料金形態はよく分かりません。なので、信号で停まっているときに運転手さんの肩をぽんぽんして、ポケットに入れておいた小銭をぜんぶ見せたら、35ルーブル取っていきました。
途中で電車の駅のようなところも通過。

歩き方にはエレクトリーチカを使った行き方も書かれていましたが(サンクト中心部からだとメトロ→エレクトリーチカ→バス)、その場合に降りる駅なのかもしれません。

やがて団地の続く通り、それが終わると小さな商店の続く通りに入り、その通りの終わりでここだよと降ろされました。歩き方先生によればバスで30分ほどとのことでしたが、爆走してた割には40分くらいかかったので、爆走爆走言うてますけどコレで平常運転なんですかね。

しかし地図でここに着くんだろうなと思ったところとは微妙に別の場所に来ているようです。
ラッキーなことに取り敢えず雨は止んでいます。ショボい折りたたみ傘しか持っていないので、あんまりたくさん降られると、ただでさえみすぼらしい東洋人風なのに更に濡れ鼠になってしまいます。
ツァールセコエセロー方面を通るバスは何路線もあるので、たぶん路線によって停留所の場所がいろいろ違うのだと思います。とりあえず来た方向にはそれらしきものはなかったので、逆の方向、すぐ川があって突き当たりになっている方へ行くと、川沿いの欄干にちゃんと「キャサリンパレス」と書かれた看板があるじゃないですか。よしよし。

Katherine Palace← →Katherine Palace

…………でどっちよ?