K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

歴史地区観光〜人混みは嫌いだけどそれとこれとは別〜

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通勤ラッシュもひとだんらくした時間帯なのか外は車通りも人通りもあまりなく。分かってみればメトロ駅は激近なので、さくさくメトロへ。
メトロの構内にはこのように近辺の地図と路線図があるので大変分かりやすいです。
本日の観光の予定としては、行きはメトロでクリークの反対側、バスタキヤ地区やオールドスークなどを見て、アブラでクリークを渡りゴールドスークなどを見ようと言うもの。これを夕方くらいまでにこなせればいいかな?と。
夜はドバイファウンテンを見に行く予定です。
ドバイ観光のハイライトは今日で終わる感じがします。
イヤ他にもいろいろあるんですけどね!?
それくらいわたしがあまりドバイにこだわりがないと言うことです。
なのであんまり食指が動かなかったんですが、前回のロシア旅行で……と言うわけ。

レッドラインのデイラシティーセンターからメトロへ乗り、バージュマンでグリーンラインへ乗り換えアル・ファヒーディーで降りれば、ちょっと距離はありますがバスタキヤ歴史地区まではまっすぐです。
徒歩10分くらいラクショーラクショーとか思ってたら

…………暑い

今11月なんですけど!?
比較的観光に適していると言われる時期ですらこれなのに夏に来た人はマジしんどいな!と思いました。真夏に観光する人はもうタクシー使った方がいいと思います。

しかしこの徒歩10分の道程がなかなかすてきでした。

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おっ、いいじゃないのドバーイ〜!

なんかインド系っぽいひとがちらほらいたので、むしろ外国人労働者のひとたちが住んでたりするのかもしれませんが気さくな街並みが見られて大コーフン。
もう11時近くだったのでお昼も食べちゃおうと言ってたのですが、道のりにはお手軽でおいしそうな食堂もいくつかありました。しかし、しかしです。
きちんと下調べしていたので知ってはいたのですが、

お、男だらけだ……!

狭い店内は漏れなく男性で満員御礼で、そこに踏み込むのは予想以上に勇気が要りまして、最初の食事はとりあえず無難に歴史地区内のレストランで摂ることにしました。

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おっ、それらしき建物群が見えて来ましたよ!
道路を渡って歴史地区内へ入ります。
ここはドバイの起源とも言える地区に歴史的建造物を保存し、カフェやショップなどが軒を連ねてあると言う非常にツーリスティックな場所……

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の筈なんですが、ただただ乾いた地面に太陽が照りつけひとっこひとり見当たらずショップも軒並み閉まっている状態です。
イヤ説明見た時点でそらテーマパーク的なもしくは太秦映画村的なそう言う場所だろうと大した期待はしてなかったですよ?しかしですね、テーマパークにはテーマパークの良さと言うものがあるでしょう!閑散として活気のないテーマパークって最早それは存在意義が問われませんか!?

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ひとつよいことがあるとすれば、邪魔が入らず写真が撮り放題なので今流行りのインスタジェニックな旅☆とかには良いかもしれません。モデル気分でいっちょ格好いい写真を撮ってやるぜとかちょっと思ったものの我々はノリ切れずすぐに挫折しましたが。まあ三十路と五十路のおばはんには限界と言うものがあります。

なので、ガイドブックに載っていたローカル・ハウスへ。
ローカルなのはハウスであってレストランとしては200%ツーリスト向けです。と言うわけで伝統建築でおいしいお料理をいただけるレストランです。

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ここも閉まってたらどうしようかと思いましたが開いていました。
もちろん席は中庭〜。日差しが遮られると湿度が低いためかずいぶん涼しいのです。

なお客は我々だけです。(……大丈夫なの?)

ところでこの塩胡椒入れと思われる置物がかわいかったのでどこかで見掛けたら欲しいなと思っていましたが、帰るまでついぞ見掛けませんでした。
オーダーは、タブーレとここの名物であるラクダ肉のプレートごはんをひとつずつ頼んでシェアすることにしました。ラクダ肉はラクダ肉として、タブーレは生のタマネギやトマトのみじん切りにパセリやミントを加え、レモン汁などで和えた中東ではメジャーなサラダです。実は我々母娘共々生のタマネギは大の苦手なのですが、郷に入りては郷にでこれがメジャーな食べ物なら一回くらいは食べてみようと言うことで頼みました。
さあさあ暑い中歩いたので後は……

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ビールは飲めなァァい(血涙)!!

ハラルだから!イスラムの国だから!!
だからイスラム圏に来るのを渋っていたと言っても過言ではそんなワケでおいしいスプライトとレモンティーで喉を潤しながら料理を待ちます。

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タブーレとパンがまずきました。
生タマネギ嫌いから恐る恐る口にしたタブーレですが……うんまい!!生タマネギにある臭みもなければ、タマネギ特有の甘みや辛さも殆ど感じません。パセリやミント、レモン果汁の爽やかさが前面に出ていて、火照った身体に沁みる味。実際、入っているものからして暑い中東で身体を冷やす効果もあるように思います。
タマネギ好きには物足りないお味のような気もしますが、わたしはこれが大変気に入り、この後も隙あらば食べました。
あと付け合せで出て来るパンもすごく気に入りました。後で入ったお店でもたいてい二種類出て来たのですが、少し厚くてフカフカしたものと、薄くてペラッとしたものとで、特にペラッとしたほうが気に入りました。ペラッとしたやつにタブーレをのせて包んでモリモリいけます。

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ほどなくしてラクダ肉プレートもやって来て満足の我々。
ラクダ肉はしっかりした赤身のお肉って感じで、臭みや癖は殆ど感じませんでした。もっと脂の多い部分の方がラクダ的な主張をして来るのではないでしょうか。
レーズンの入ったビリヤニもおいしい。

でも絶対ひとりで食えない量だと思います。

同行者のいるありがたさよ。ひとりだとレストラン入りづらいのだけがひとり旅の難点だと思います。あ、あとホテル泊まると高いのも。(だけじゃないじゃん。)
しかし、しかし……全般的に特徴的な香辛料を使いながらもシンプルで塩気の効いた味付け……コレめっちゃビールに合うやつやん!?なんで酒を飲まない国なのにこんなに酒に合うものを作るのか!!

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などとガタガタ言っても酒は出てこないので、食後にレモンミントジュースを頼みました。これもアラブ料理では典型的な飲み物と見てのことですが、すごくさわやかでおいしい。冷房効いたとこで飲もうとは思いませんが、暑い時にはサイコーの飲み物ではないですか。夜行便の飛行機でぐっすり眠れたわけではないのでゆっくりしました。
やがてそのうちどこかのモスクからアザーンが流れて来て、ああアラブ圏に、イスラム圏に来ましたね……と改めて実感するのでした。