K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

鐘楼を降り、聖バーフ大聖堂へ

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さて、バカと煙は何とやら……で、塔の上からの眺めをたっぷりと堪能した我々。
しかしですね、昇ったもんは降りんといけません。がくり。
 
ぴちぴちの若いもんには分からんでしょうけれどもね、真に我々の足腰にダメージを加えてくるのはむしろ下りなのです!これはその昔、学生時代にバリアフリーについて学んだときにも言われましたよ?登りよりも下りのケアが重要なのだと!
そんなワケでヨロヨロとくだっていきます。おかんの膝の遊離軟骨が心配されます。

この後も何度か「ヨーロッパの旧市街観光」を経験したわたしは思います。
それすなわち塔の上り下りなのだと!!
エストニアのキーク・イン・デショクで出会ったルックJTBバルト三国ツアー最終日のご婦人の言葉が忘れられません。塔はもういい……」。心の叫びだと思いました。
こういうとき個人旅行は良いですね!わたし、百塔の街との呼ばれも高いプラハでいっこも塔昇ってないもんね!!←疲れたため

なんやかやで登った分、下って鐘楼見学終了です。人が少ない時期の観光というのはマイペースに出来て良いですね。冬の曇り空というのも中世の街並みに合うもんです。
しかし、あの狭い通路や階段がピーク時にはどうなるのか考えただけで恐ろしいです。
ちょうど下に降りたあたりで、鐘楼のカリヨンが鳴り始めました。ああこの鐘の音も、なんと「いかにもヨーロッパ」な……。トラムの音など生活音とのハーモニーも耳に心地よい。

続いては聖バーフ大聖堂に向かいます。

ここは中は写真を撮ったらいけないので写真はありません。
聖堂の中自体はタダで見学できますが、神秘の子羊のある小部屋に入るには4ユーロの料金が必要です。まあここまで来て見ない手はありません。ぜんぶ聴くと50分あるという超大作オーディオガイドもついてくることを考えると、決して高い料金ではないでしょう。
神秘の子羊が展示してあるのは本当に小部屋でした。
祭壇画をガラスで覆ったその周囲をぐるりと回れるだけの広さしかありません。そう、そんなに大きな祭壇画ではないのです。しかしその存在感と言ったら!

これはきちんとオーディオガイドを聴こうと、オーディオガイドが山積みしてあるカウンターにあわあわと近付いたら……
「君は日本人かい?日本語もあるよ!」
カウンターに「近付いただけ」で、あまりにナチュラルに声を掛けられたので最初ここの職員さんか何かかと思いましたが違います。
夫婦で見学に来ているおじさんです。
そうです日本人ですと返事をすると、おいちゃんはにこにこしながらオーディオガイドを手に取って、言語選択を開始。あ、じゃぱにーずだ!と思うも通り過ぎたり、何故か画面が最初に戻ってしまったり……おっちゃんの顔に焦りがにじみます。
わたし、思わず横から手を出して、こうだと思うな~とか自分で結局日本語を選んでしまいました。でも親切にして貰ったので、ありがとうと言っておきました。
しかし、よく見るとそもそもおっちゃんは奥様が手に取っている自分たちのオーディオガイドの設定もまだ出来ていないようでした。おいおいおいおい。
わたし分かったから教えたげようか?
昨日といい、今日といい、これはもう偶然でも気のせいでもない。

どうやらわたしはこの国に来てから日本にいるよりすごい親切にされています。

立ち止まっただけでお困りですかと尋ねられ、切符の自販の前に立っただけで切符を買う手伝いをして貰い、オーディオガイドを取りに行っただけでこれ。
……もしかしてこれがれでーふぁーすと的なアレなんですか!?