K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

ちょっとロシアまで。

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弊社は連休中は交代で出勤があるのであまり長期旅行には向いておらず、ゴールデンウイークや年末年始に海外旅行とかもっての他なのですが、2015年新年明けて新しいカレンダーなど眺めつつ、ゴールデンウイーク前にちょっと休めるかも?とか思いました。
と言うのも、連休がある=休日出勤がある=代休がある、なので飛び飛びになっているところにこの代休をつっこんだりすると、連続休暇が作りやすいのです。昨年、2014年もそのやり口でエストニアに行ってきました。特に問題はありませんでした。

……うん、休もう。

そしてさてどこに行こうかな?と言う話になるわけですよ。
昨年、ヘルシンキを訪れた際に鉄道駅を無意味に訪れ「ここからサンクトペテルブルクへ行けるのか〜行きてぇな〜ロシア!」と思ったので(*)、ここはやはりロシアかなと。タリンで見かけたロシア正教会と信者の方々の様子もまた、ロシアへの思いを大きくさせました。
実際、昨年のエストニアヘルシンキ旅行から帰ってこっち、暇があればヘルシンキから鉄道でサンクトペテルブルクを訪れた人のブログなんかを見てました。
ヘルシンキとかタリンでも4月末なら大丈夫だったので、更に少し北になりますがロシアでもまあ大丈夫でしょう。(寒さ的な意味で。

それに以前からロシア、特にサンクトペテルブルクには漠然とした憧れがあったのです。
壮麗な宮殿、独特の建築様式の教会、そして世界に名だたるエルミタージュ美術館
もちろんそう言った具体的な動機もありましたが、ベルリンの壁が崩壊したとき既に物心のついていたわたしには、東西冷戦による根深い偏見が無意識のうちに根を下ろしてしまっているのです。

『ロシア=ソ連=東側=なんか悪いやつ』と言う偏見が。(*)

そしてその偏見からなんとはなしに『旧東側の親玉のところに行ってみたい』と言う、なんだか不良に憧れる女子学生のような気持ちをあっためてきたわけです。
行ってみて意外といいやつじゃんとか思いたいのか、具体的に自分が何を求めているのか自分でも分からないのですが、とにかく行ってみたい。日数的にも何とかなりそうだし、思い立ったが吉日デイと言うわけで、今回の目的地はロシアに定めました。

年明け早々にいつもの相棒「地球の歩き方・ロシアとコーカサスの国々」をゲット。しかしこれ、1冊でどれだけの面積をカバーする気ですか?おかげで、読んでいるうちにちょっぴり「コーカサスの国々」に興味がわいてきてしまったではないですか。
しかし後ほど分かるのですが、ロシアに関しては歩き方先生はまったく歩き方を教える気がなく、むしろ迷わせにかかってきました。何かと言うとすぐに「ツアーに申し込むのが良い」とか言って来るし、やたらに情報が曖昧で。しかし英語が読めないわたしには歩き方先生しか頼りがないわけでしてなかなか厳しかったです(*)。



そういうわけで、写真は『女帝エカテリーナ/池田理代子(全4巻)』です。
海外旅行サイトで帝政ロシア時代の雰囲気とかがざっくり分かっていい感じと紹介されていたので、漫画好きのわたしは買い揃えてみました。実話ベースなので漫画としては後半は冗長な感じがありますが、読んでよかったです。かなりの程度フィクションである事を前提に、帝政ロシア時代の貴族の暮らしってこんなのかなってのがざっくり想像できるのと、それからエカテリーナに感情移入して読んでおくと、サンクトの観光地でいろいろと感慨深いものがありました。4冊ですからすぐ読めるし、漫画好きなら買って損はないと思います。

*高速鉄道アレグロが走っています。3〜4時間でヘルシンキサンクトペテルブルクを結んでいたはず。乗ってみたいものですね。

*まあこの偏見って今も健在な気がしますけどね、割と一般的に。アメリカ組じゃないやつは悪いやつ、みたいな……。

*そういうことなので、英語が読める人はロンリープラネットとか言うやつのほうがいいんじゃないですかね。イヤ、わたしロンプラ見てないし読めないから、ロンプラ先生が歩き方先生より役に立つかどうか分かんないんですけどなんとなく言ってみました。