K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

重要:王立美術館には英語の表示はありません

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そんなワケで、王立美術館へ。
しかしロワイヤル広場のあたりで思ったのですが、石畳の道路には矢印も車線もないのにあんな広いところみんなどうやって車走らせてんの?謎です。私だったらとりあえず前の車についていくしかないので、曲がりたい方向に曲がれず一方通行にハマって迷子になること請け合いです。

王立美術館、観覧料は8ユーロ。隣のマグリッド美術館とセットの券もありお得ですが、行けるかどうか分からないので単独のものにしました。
コートや大きなバッグはクロークやコインロッカー(小銭は戻ってくるが1ユーロか2ユーロのコインしか使えない)に預けるよう言われました。
コートの下は薄着だったので途中で寒くなっちゃった。冬は注意が必要です。
コインロッカーが最初ちょっと使い方がわかんなかったんだけど、扉の裏を見たら英語と簡単な絵で使い方が書いてあってほうほうと。そんでいそいそ荷物を詰め込んでいたら、横にいたヨーロッパ系っぽいねーさんに身振り手振りでおそらくコインロッカーの使い方を教えて欲しいと言われる。イヤちょっと待って……

英語を読めない君が何故英語すら話せない東洋人にそういうこときくんだ!?

他にもわんさかひといるんですけどね?
とりあえず扉の裏の説明に気付いてないんじゃないかという可能性も考慮して、扉の裏を見せて指さすも理解して貰えず、じゃあとりあえず実践したらいんじゃね?と思ってやりかけたあたりで、職員の人が気付いてねーさんに声掛けてくれました。
まあ、考えたらコインロッカー、英語でしか説明書いてなかったから英語分からんと分からんのだろうが、うーむ、きく相手間違ってんじゃね感は拭えない。

宗教画やフランドル絵画が有名って言うのが、ガイドブックの定石句なのでまあその辺は省略するとして、それ以外でももっと古い時代の彫刻とか、あと建物自体も、古い部分、モダンな部分両方ともなかなかきれいでした。数は少ないけど、近現代の絵画もあり、私でも名の分かるような画家のものもちらほら。


しかし、ひとつ誤算だったのが、絵画の紹介や解説がオランダ語とフランス語しかなかったことですね。英語ならあると思ってた!そりゃ英語でも理解できるのは10%くらいだけどそれでもアテにしてた!英語話せないけど英語分かったらどうにかなるって心のどこかでは思ってた!ホントすみません!!!
地味にまあまあまいったので、せめて今後訪れる人が何かで間違ってここを見たら役に立つようにと思い、このエントリーのタイトルにしてみました。
(つっても2012年当時の話なので、もしかしたら観光客誘致に力を入れたベルギー政府がいつか英語の表示を付け加えるかもしれません。)
おかげであんま事前にきちんといろいろ読んでなかったので、学生時代の勉学の遺産のカケラで「これは聖書のこういう場面と言う気がしなくもなくはない」とかぼんやりした事を母にきかれたら答えてました。まあ受胎告知とキリスト降下くらいしか分かんねwwwwですけど。
宗教画とかそんなに興味はないほうだったのですが、これだけ数がいろいろ揃うと同じ場面を描いても共通点はもちろん、きっと時代やら人やらで違うところもあるようで、分からんなりに見ていると面白かったです。
じっくり見る場合には、ガイドブックみたいのは英語版をきちんと売っているので、それを先に購入してまわるとよいんではないかと思います。

思った通り、見ている途中から「あーこれはマグリット美術館は無理やな~」と思ったので、清々しく諦めて見たいように時間ギリギリまで王立美術館で楽しみました。
以前はこういうとき、早く切り上げて次!だったのですが、最近はその場のフィーリングにまかせて、ここ楽しいからもっといようって思ったらそうしてます。結果的にそれであんまり後悔はないので、いいかなって。だってまあ、行けないところ数えたらキリないですし。
ただ、ここは絶対!って言うポイントは見つけて、そこは押さえるようにしています。
関係無いけど、美術館で絵画そっちのけで、絵の前のスペースを占拠してイチャコラちゅっちゅしているバカップルは国境を越えてどこにでも存在すると言うことを知りました。

帰りがけにミュージアムショップものぞく。内容は残念ながらあんまり充実して無くて、アートグッズとかは割とセンスの良いものがいっぱい置いてあったけど、ここの収蔵品のポストカードなんかはあんまり揃えが良くない感じでした。結構好きかなって絵を覚えておいてあったら買おうと思ったのですが無かったので、鳥ほどにしか賢さのない私は最早そのときに気に入った絵を覚えていません。
よく覚えてないけど、ルーベンスとかブリューゲルとか有名どころはあった気がする。
ちょっとよかったのは、時期柄クリスマスカードがすごいたくさん置いてあったこと!
年賀状ノリで友人や親戚に出す習慣でもあるのか、大量パックがたくさん置かれていました。同じ柄のものがたくさんのもあれば、アソートで柄違いが入ったものも。中にはきれいな紙箱に何十枚と収まっていて箱を見るだけで心ときめくようなものもありました。宗教モチーフが多いのは新鮮でした。当たり前と言えば当たり前だけれども。
わたしはお土産代わりに幾らか購入。正方形のちっちゃいやつがかわいかったんだけど、ひとつしかなかった……。これにお菓子を添えて会社の人へのお土産にしてみたり。プリンテッドインユーケーとなっているのはご愛敬だ!
写真全部で21.45ユーロ。小さいカードは15枚入りです。

閉館の17時に外に出ると、日の短い冬のこと、あたりはもう夜が迫っています。
近くの楽器美術館が宵闇にきれいに浮かび上がっていました。アールヌーヴォー建築ってやつです。今でこそ他の古いものと馴染んでいるけれど、当時は斬新だったのかもなー。そんで反対する人も居たりしたのかもね。とかすべて妄想です。

そのまま、なんとか18-19時くらいまではお店が開いているはずなので、ギャルリーサンチュベールを冷やかしに行く。

こんな感じ。ツーリストが多い感じでした。
ときどき、まんなかにでっかいストーブが置いてあって、周囲の小さいテーブルで立ち飲みを楽しんでいるような場所もありました。
 このクソ寒いのにそういうところで飲食を楽しんでいる方々は大概喫煙者のようでしたが。ポイ捨ても多いみたいで、石畳の隙間によく煙草の吸い殻挟まってました。他のゴミは殆ど無いのに煙草の吸い殻だけたくさんあると言う。こういうのあるから喫煙者は肩身が狭くなると思います。私は喫煙しませんが、当人が健康を害そうがマナーさえ守って貰えれば問題はないと思うんだが……。
日本人OLらしく、ガイドブックで見かけたアクセサリー屋さんに行きたくてウロウロ探していたら、別のアクセサリー屋さんに心惹かれてフラフラと入店してしまって、ソッコーで「これを見せていただけるかしら?」をやってしまいました。
買い物をするときだけはなけなしの英語力をフルに発揮することが出来ます。

そこはスワロっぽいきらきらゴージャススイートなものと、程よくエスニックな感じのものを扱っていて、エスニックなのに心惹かれて購入しました。70ユーロ。結構おおぶりのやつです。気に入りすぎて翌日から早速使ってしまった!
一方、目をつけていたアクセサリー屋さんは期待通りかわいかったんだけど、童話モチーフとかニッポンのkawaii!系なポップなお店で、見るだけで満足してしまったのでした。
 
何故かそのお店の本分ではないであろうシンプルなブレスレットを購入する。15ユーロ。
このあたりで殆どのお店が閉まってしまったので、晩ごはんにするとします。