K子の旅ログ

田舎OL・K子のぬるめなブラブラ海外旅行記たまに国内旅行記。小さい写真はクリックすると大きくなるよ!たまにフィクションを含みます(逃げ口上)。2017年8月現在移行作業中(いつ終わるんだ……)。なのでたまにリンクとか変なとこあるかもしれません。

それでもカニは裏切らない

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じゃん。入店できました。なかなか趣のある店内です。イイネイイネ!時刻は16時半。
17時開店との事でしたが、こういうアバウトさは歓迎します。
いちばんのりかと思いきや既に欧米系の中年男性がひとり。偏見ですがこういうところで食事をする欧米系の人って珍しい気がします。そんなお金なさそうなバックパッカーっぽいひとでもイタリアンとか食ってたりする勝手な印象。加えて中年でひとりでしかも襟付きシャツにスラックスとかそれなりにパリッとした格好でありながら身軽な様子だったので駐在さんかな?とか。
昭和レトロ感の漂う店内に妙な居心地の良さを覚えながらメニューを見ます。英語表記に写真もあるので分かりやすい。写真は普通にお店の人が撮ったような感じでした。
ひとりなので食べられる量には限界があります。悩んだ末、揚げ春巻きとカニチャーハンを頼みました。ソフトシェルクラブも食べたいなあと思いつつ。なお地元のベトナム料理屋のソフトシェルクラブのカレー炒めは絶品です大好きです(*)。あとはお決まりの……
こちらです。おビールたん。
氷はよくないって言うなあと思いつつ、より冷たいおビールたんの誘惑には勝てず、大して迷うことなく氷の入ったグラスに中身をあけました。まあ隣のおっちゃんも飲んでるし大丈夫でしょう。
暑い中、歩き回ったカラダに染み渡ります。生きてるってスバラシイネ!

なおこの昭和レトロ感漂う食堂の衛生レベルについてですが、まあわたしは平気……と言うくらい。
実際きれいに見えるところでもここくらいのところあるとは思うんですけど、つけあわせに出てきた生野菜が洗った水でビタビタだったり(これは隣のおっちゃんをチェックすると食べる前に床に向かって水を払い落としていたのでそれに倣う。床はコンクリート打ちっぱなしなので水は落としても気にならない。)、これまたつけあわせの蒸した米麺の間をアリさんがいっぴき歩き回っていたりとか(そっとつまんでこれも床にリリース)、駄目な人は駄目だと思います。
わたしはここくらいなら大丈夫だし、しかし割ときれいめなお店に入ることが多いのは事実なので、ちょっとローカルっぽいとこ来ちゃった!とワクワクできて程良い感じです。

揚げ春巻きとつけあわせ(かなりモリモリ)ががまず来て、程なくしてチャーハンも出来上がりました。揚げ春巻きはサックサク、生野菜で米麺といっしょにくるんで食べてもおいしい!
そして中身はカニカニカニカニカニでぎっしりびっしり!!
チャーハンもパラッパラでいい具合だしこれまたカニがこれでもかと入っています。ああなんて幸せ。
カニそのものの味で言えば日本で食べる高級で味の濃いカニさんには勝てないでしょう。しかし料理の出来が良いのとこれでもかというみっちりぎっしり感、数の暴力には敵いません。この上なく満足して食事を終えることが出来ました。

……半分しか食べられなかったけど。

予想はしてたけど多いわ!そこでベトナムでは高級店でもお持ち帰りは一般的であるという下調べをしてきていたので、テイクアウェイしたいと言いながら折りをパカパカする仕草をして、残ったチャーハンと春巻きをパックに詰めてもらいました。結構きれいに詰めてくれました。
お代は207,000ドンなり。約1,000円ですか。
イヤここたくさんの人数で来たらホントいいと思います。いろいろ頼んでさ〜、みんなでつつきながらビール飲むの〜。カニ以外にも貝とかエビとかありました。正直なところ、ひとりだとボラれたことを差し引いてもタクシー代と合わせて考えるとお得感は微妙だと思うのですが。
ただ個人的にはカニさんをたっぷり食べられて非常に満足しました。

ちなみにわたしが本物だと信じてやってきたお店の外観はこんな感じでした。
見切れているけどこの上にオレンジ色の看板があります。わたしが帰るころには賑わい始めていました。いっそ両店で同じ料理を頼んで持ち帰って食べ比べても面白いかもしんないですね。

さてさておなかもいっぱいになったのでホテルに戻りましょう……どうやって?
イヤタクシーですよそりゃタクシー。こういう場合、食べたところで呼んで貰うのが安全と言うのが常なのですが、ホテルで呼んで貰ったタクシーにボッタクられた傷もまだ癒えないわたしに今何を信じることが出来ましょう。ならば自分で止めるしかありません。
お店を出てちょっとのところで、評判がいいと言われていた会社のひとつ、マイリンタクシーが通りかかったので軽く手を振ったところ、運転手さんがにっこり笑って車を停めてくれました。取り敢えずは好感触です。乗り込んでホテルの名前を告げ、車はスタート。運転も丁寧です。今度こそ大丈夫か!?
だいたい行きと同じくらい走ってメーターは75,000ドンを指してとまりました。ぴったりでお会計。

……無事、帰還!!

やった!やったよ無事にタクシーに乗れたよ!ホテルに戻れましたよ!!
もうやだこんなことでヨロコビたくないよ!
しかし、どこか旅行するときに「タクシーに気軽に乗れるかどうか」は結構デカいですよ。迷ったり疲れたりしたときにタクシーが気軽に使えないとなると、結構プレッシャーあります。じゃあそんなとこばっか行くなよって話ですが。
*ハノイカフェと言うお店です。みかん王国にお越しの際はゼヒ!!